
2011年12月27日
柳宗理


ア~96歳だったんだな、と言うことと本名は「むねみち」だったんだなとあらためて思った。
柳宗理と言えばバタフライスツールがすぐ思い浮かぶくらいの代表作だ。
蝶が羽根を広げたかのように言われるその佇まいはスツールと言う洋の生活の為のモノでありながら和を感じさせ、どことなく品を感じさせるように思える。
その上品な雰囲気を感じさせる何かは宗理の生まれ育った環境がそうさせていると思わずにはいられない。
父親は民藝運動の創始者柳宗悦で兄弟は次男に美術史家・柳宗玄、三男に園芸研究家・柳宗民がいる。
おじいさんは日本海軍少尉でその後貴族院議員だそうだ。そして声楽家の母との間に原宿で生まれたとのこと。
こう言うの環境を持ってしてああいうモノを作れるのだろうな、と思わずにはいられない。
実際バタフライスツールはただ置いてあるだけの凛とした雰囲気を感じさせ大げさに言えば緩やかに湾曲してる面は緊張感すら感じさせる。
でもそのスツールはシッカリした姿勢で座ってないと安定性悪いんだ。チョッと斜めに座ったりすると傾いたりして転びそうになる。
そんなところにも柳宗理の品を感じさせるところがあるんじゃないかな、と前から思っていたんだ・・・
Posted by 洋服番長 at 07:41│Comments(0)